高尿酸血症(痛風)とアキレス腱断裂

2026年04月16日

高尿酸血症は痛風発作だけでなく、アキレス腱を含む腱組織にも影響を及ぼすことが報告されています。

血中尿酸値が高い状態が続くと、尿酸結晶が腱やその付着部に沈着し、微小な炎症や組織障害を繰り返すことで腱の弾力性や強度が低下すると考えられています。その結果、日常生活レベルの軽い動作やスポーツ活動をきっかけに、アキレス腱断裂を起こしやすくなる可能性が示唆されています。こちらに論文もあります。

報告:無症候性高尿酸血症は、腱幹細胞/前駆細胞の正常な機能を阻害することにより、アキレス腱断裂と関連している。

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9731760/


この論文では尿酸値が高い人は尿酸が腱組織内で結晶化して長期的な炎症を起こし、アキレス腱断裂の有病率が高くなると指摘されています。

当院でも痛風の投薬を受けている方を施術することがありますが、ぎっくり腰を起こした場合などでも患部が通常の方よりも腫れが強く、治療期間も長くなることを経験しています。痛風は尿酸が結晶化して体中で炎症を起こす疾患です。外傷による炎症も強くなるのではないかと考えています。

痛風で薬を飲んでいる方はケガになりやすい、また体を痛めたときに炎症が長引きやすいという事は知っておいた方が良いでしょう。


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