手のしびれの原因は、首の問題だけではない
2025年10月16日
手がしびれる原因には、どういうものがあるのでしょうか。
最も多いと言われているのが、加齢によって首の椎間板が狭くなり、神経圧迫が起こっているという説ですね。確かに首が原因で手がしびれる方はいらっしゃいます。ですが、すべてのしびれが首が原因によって起こっているわけではありません。ここが難しいところです。
例えば手根管症候群と呼ばれる症状では、手首にある腱が腫れることで手首付近で神経や血管を圧迫し、しびれを起こします。
また、肘部管症候群と呼ばれる症状では、肘の内側を通る神経の通り道が圧迫され、手のしびれを誘発します。
上記に2つほど例を上げましたが、手のしびれ・しびれ様症状を起こす疾患は簡単な整形外科領域だけでも10個以上あります。そのうち、首が原因のものは半分くらいです。しびれを起こす症状・病態は多岐にわたり、その鑑別が非常に大事です。
医学的知識のない人が、しびれという症状だけでこれを判断するのはとても難しいです。必ず専門家の判断を仰ぎ、適切な医療を受けることが重要です。
しびれは放置しておくと神経の傷が大きくなってしまい、治すために長い時間が必要になってしまいます。
神経線維は傷つくと一日1mmずつ治るといわれています。例えば腕の付け根で傷ついた場合、腕の長さが50センチとすると、治療が成功してもしびれが取れるのには単純に500日かかることになります。
しびれはとても治りにくい症状ですので、出来るだけ早く治療を開始することが重要です。専門家に治療をお願いし、早期回復を目指すようにしてください。
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