背中・腰の痛みを訴え来院されたHさん

10年以上、痛みを我慢してきたという事で

問診の時点で、かなり頑固な症状だと推察されました


様々な整骨院や整体、マッサージなどに通ってきたが

なかなか良くならない、すぐ症状が戻ってしまうとの事


まずはHさんのご希望される骨格矯正を行いました

検査すると確かに、骨盤や腰椎(腰の骨)の動きが悪い!

特に骨盤から腰椎周りを重点に矯正していき

立っていただいたのですが・・・・・


「少し良くなりましたが、まだ痛みは残っています・・・・」


これは、腰や骨盤~股関節周りの「筋肉」が硬くなりすぎて

フレーム(骨格)を整えても痛みがすっきりしない状況だと考えられます

この日は自宅で出来るストレッチをお教えしました

ストレッチの練習だけでも少し楽になられますが

まだまだ良くなった、とは言えない状況


そこで、2回目の施術では手技療法を受けていただくようにお伝えし

筋肉を緩めて、関節を動きやすくしていきます


ここで骨格矯正で治す事に固執してしまうと

患者さんの体は良くなってきません

焦らず、一歩一歩体を整えて回復の道筋をつけることに専念します


3回目の施術はHさんの通院間隔についてのご希望もあり

手技療法と骨格矯正を同日に行いました


この辺りで、触っていても体の緊張がかなり取れてきたのを感じます

Hさんも、施術後に楽になる感じを実感していただけていたようです


その後も骨格矯正と手技療法を交互に行い

また通う時間が取れない時は同日に併用して施術していきました


かなり頑固な腰痛でしたが、骨格矯正と手技療法を同時進行し

日によってはセットの施術を受けて頂いたことで

6~7回目の施術の頃には、普段も楽になったと喜んでいただきました


現在は、月1回~2カ月に1回の骨格矯正と週1回の手技療法を継続しておられ

普段から辛くならない状態を維持できています



長年我慢してきた、頑固な腰痛や首痛を持っておられる方は

この様に骨盤・骨格の矯正と、筋肉を緩める手技療法の併用が必要な事があります

骨格矯正はフレーム(骨)を整え

手技療法はエンジン(筋肉)を整えます

両方にアプローチすることが肝心な症例でした